季節限定「ハーゲンダッツパンプキン」。
とっても素朴な味のパンプキン原料を、一次加工している会社って?!
その名を「太陽化学株式会社」というそうです。
商品素材原料や食品添加物などを研究開発し、様々な有名大手食品メーカーに販売している大手企業。
ここの総合研究所アグリフード事業部研究開発部長平田敢(ひらたすすむ)氏が、土曜日(27日)に市内にてセミナーを開催。
「種子島農産物の加工食品への応用」というタイトルで行われた、なんとも専門的な会に参加してきました!
進行役 山下政続氏 |
このセミナーは、今年7月から市役所経済観光課にて、「産業創出特命アドバイザー」として活動されている上記進行役の山下氏の紹介で実現。
もともと山下氏が勤務されていた会社だそうです。
会場前列には、平田氏が取り寄せた種子島素材(安納いもや黒糖)が早速一次処理加工され、試作品となって登場!
中央:平田氏 |
前半は、試作品を横目に、パワーポイントを使用しながらのお話。
印象に残ったのは、添加物について。
正直、添加物ってすべて身体に悪いモノと思っていたところに、もちろん悪いものもあるけれど、「酵素」など、素材のもつ「力」や「味」などを引き出すものすべて「添加」すると「添加物」となるということは、ちょっと驚きました!
化学的に作られたものだけを「添加物」と呼ぶと思ってましたので。。。。
しかもこの方、添加物を作る会社にいながら、いわゆる身体によくないとされる「添加物」の撲滅運動をしているとのこと。
現在開発を依頼されている商品などに関しても、添加物を使わないシリーズを提案したりしているそう。
そして、この様々な酵素を利用した一次加工の経験などから派生して、そもそもの「土づくり」にこだわった農作物の栽培なども指導しているとのこと。
地域ごとの土着菌を利用した堆肥づくりを共同で行い、質のいい農産物を生産することも提案されました。
ちょうど、市内の現和校区を中心に、本間応用微生物研究所の所長・本間光義氏が「土づくり」の指導を行っていますので、こういった流れを後押しできる内容だったと思います。
黒糖にもち粉を加えてとろみ出したソース |
この黒糖もち粉ソースを安納いもプリンにかけた試作品は、素朴な味わいで男性参加者にも受けていました。
こんなふうに、ひとつの素材を様々な「酵素」を利用して、とろみを増したり、粘りを出したりして、加工していくことを「試食」を交えて提案されたので、参加者はとってもわかりやすく、熱心に質問もされていました。
ちなみに、土づくりにこだわった「安納いも」をハーゲンダッツ原料にすべく提案するには、最低でも200t必要とのこと。
う~ん、確かにそれを想像すると、あのハーゲンダッツ値段もうなずけます(^^)
text:ENDO
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