朝9時に公民館に集合し、担当区域の割り当てや、注意事項、集合時間の伝達が部落長からあり、各班数人がゴミ袋片手に部落内に散開。
大字地域は人通りや車通り自体が街より少ないので、空き缶自体が目に付いて落ちているということがありませんが、草むらをかき分けるとちょこちょこ見つかります。
のんびり散歩に見えますね(^ー^) |
僕たちの班はご近所のお店まるえストアのIさんに、いつもイベントでカメラマンをしてくださるNさんと、協力隊の私の3人で空き缶やごみを拾いながら、世間話というか、昔話?地域の歴史というような堅苦しいものではないけれど、子供時代の話などを聞きつつ担当地域を回ります。
まるえのIさん「タケンコ~!新畑さん、タケンコよ~!」という声を聞き、近寄って見ると、いつもはむき身の状態でしか見たことの無い、タケンコちゃんが竹林の中に慎ましやかに立っていました。
写真中央の濃い緑色がタケンコちゃん |
Iさんおもむろにタケンコの根元からかなり上の部分をぐわしとつかみ、ポキリと折って僕に手渡してくれました。
「えっ取っていいんすか?」と聞くと、ハハハと笑いながら「よかよか」と言います。
「ここにもあるよ~」と今度はNさん、味噌汁の具にするぐらいの分はかまわんと言うことなので、遠慮なく頂戴しました。
食べごろはどのぐらいの大きさなんでしょう? |
写真上の方に小さく咲く石蕗 |
だんだんどちらがメインイベントかわからなくなってきました!
写真補足:石蕗(つわぶき)中央の葉っぱじゃなくて、上の方の花のことです。教えられたのに間違えて違う葉っぱの写真を撮ってました。
そうこうしていると、おもむろにNさんがゴミ袋片手に、細い竹をオーバースローで振り回し始めました。
「ビュンッ!」と竹が空を切る鋭い音が聞こえています、「何してるんすか!」と聞くと。
「細い笹竹の先端に石蕗の花を串刺しにして、オーバースローで竹のしなりを生かして花を遠くに飛ばすという遊びを子供ころは、よくやったもんだよ。」もちろんこんな丁寧な説明はしてもらえませんでしたが、おおよそそういうことだったと思います。
「どうりゃっ!!」
竹のしなりが早くて写真には写らない… |
「よっしゃ飛んだっ!」
飛べっ石蕗の花! |
写真には撮れませんでしたが、実はこの横でまるえストアのIさんまで「笹竹石蕗の花飛ばし」をやり始めました。しかも物凄い勢いで竹をビュンビュン言わせて花を飛ばしています。
さっきIさんが摘んでいた石蕗の花の使い道はこれだったのか…
ろうそくの素として昔はよく摘んでいた木の実
(名前を聞いたのに忘れました。)
鈴なりのままですね。 |
こういう昔ながらの地域のモノづくりは、珍しいし大事ですよね。
まだその技術が残っているうちに、ろうそく作りのワークショップを開きたいです。
しいの実も昔はおやつに拾ってよく食べたもんだと言う話を聞いたので、
こりゃほんとナッツですよ、とても好きな味で気に入りました。
ビールのつまみはもちろんのこと、コーヒーのお供にももってこいです。
こんどの休みはしいの実拾いだなと…
本日の収穫は3人で空き缶を三袋で、部落の中では一番の収拾量でした。
が…
僕らの班は途中から道路清掃がメインではなくなってしまいましたね。(笑)
集合場所の公民館に戻って、スチールアルミビンとその他のゴミを選別しなおして、
市民総参加道路清掃が終了。
本日の収穫を前に、コーヒーと沖ヶ浜田の作りたて黒糖を使ったベイクドチーズケーキで一服。
いやあ、地域の人たちに話を聞いていると、たくさんのアイデアを貰えます。
どこかのえらい先生に話を聞かなくても、
地域の人たち誰もが豊富な経験を持つ専門家だなと思いました。
ほんと、そういう話を聞くのは面白いんですよね。
text:shimbata
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