2011年2月7日月曜日

「立志式」で講演会!

先週2月3日木曜日に、種子島の一番南にある「南種子中学校」にて「立志式」が行われました。


この立志式は、昔の成人式にあたる「元服の儀」にならい、14歳という節目を祝うもの。


立志にあたって誓いの言葉を読んでいます




南種子中学校では、中学2年生が、これからのなりたい自分や、
決意を著した「わたしの一文字」を選び、壇上で、なぜこの文字を選んだのかを発表します。



この発表がすごい!!!


生徒たちが、一生懸命考えて選んだ一文字というのが、それぞれ素晴らしく、
大人の想像なんて到底およばないような、そんな発表をしてくれた。


自分で選んだ誓いの一文字

「白」を選んだ男子生徒。


「自分は、これまでもたくさんの人たちに支えられてきたから、
これからもいろいろな人と出会い、
いろんな色に染まれるように、この字を選びました」


「普」を選んだ女子生徒。


「私は、「ごめんなさい」と「ありがとう」が普通に言える人になりたい」



とっても素敵な14歳の決意に、めちゃめちゃ刺激され、34歳の決意に一文字選ぼうと決意!


と、何をしにこの会に出席していたのかというと、立志式記念講演会の講師を依頼されたから。


「人生の先輩から自らの生き方に資するものを学び取り、郷土を大切にし、
広い視野に立った日本人としての自覚を高める機会とする。」


その講師が私でいいのでしょうか。。。と確認しましたが、
ぜひとおっしゃっていただいたので、僭越ながら、講師を引き受けさせていただきました。



立志式は2年生の生徒&保護者が参加だが、講演会は、全学年生徒が参加ということで、
講演内容から使う言葉の範囲まで、かなり難しいなぁと頭を抱えながらも日にちが迫ります。


まずはタイトルを先に決定。
 

『地球一周の船旅』から『地域おこしの船出』へ


これまで、前職ピースボートで訪れた地域での体験話から、現在の活動にいたるまでを
50分で話す。。。しかも、中学生の分かる言葉で。


かなり悩んだ結果、話す地域は2つ。


「イースター島」と「南アフリカ」でのこと。


イースター島は、モアイで有名だし、南アフリカは昨年のワールドカップで馴染みがあるだろう
ということで、この二つにし、環境と貧困について体験を元にお話しました。


日本でよく使われる世界地図と海外発行の地図を紹介
その違いについて考えてもらうことからはじめました。



そして、元同僚にお願いし、参加者が地球一周した最後に作ったスライドショーの
データを送ってもらい、その映像を紹介。


この映像は、当時18歳で、初海外が地球一周だったという女性が、
自分たちの体験をもとに、作成したもの。


新鮮な感性で作成された直球メッセージと写真は、中学生たちにもきっと伝わったことと思う。


せっかくの「立志式」


大人への階段を登っている生徒たちに、島の外での出来事と、
そのことと自分たちの生活のつながりを意識してほしかった。


そして、そのつながりのおかげで自分たちが生きていること、生かされていること、
これからの自分たちの選択で、未来の世界が変わっていくということ。


そんなメッセージをうまく託せていたらいいのだけど。。。。



最後に、私の一文字。



「繋」



今回の講演を機に、改めてこれまで自分がやってきたことと、
これからやりたいことの繋がりを再確認できたことと、
これまでのたくさんの出会いをこれからも大切に生かしていきたいから。


地球9周している間に、年賀状を出す習慣を全くなくしてしまった私ですが、
少しづつ、繋がりを大切にできる自分になりたい。



とってもいい機会を与えていただいて、推薦してくれた中村先生、
そして、南種子中学校の先生方&生徒たち&出席していただいた保護者のみなさん、
本当にありがとうございました!

2 件のコメント:

  1. 中学生の選んだ文字も素晴らしいですが、「繋」の一文字に込められた意味に感動しています。

    返信削除
  2. 《kamikoubou-NALUさん

    コメントありがとうございます!

    表明したからには、肝に銘じて実行していこうと思います!!

    返信削除