2010年11月13日土曜日

こども焼いも友の会

以前にうちの奥さんが、近所の子どもたちから「焚き火を熾して、焼きいもやっていい~?」と
リクエストを受けたけれど、その日は風も強く乾燥注意報が出ていたため、
「また今度ね」と言って解散したそうで、それからずっと気になっていたようです。

その話を聞いていたので、ぜひ「やってあげたいなぁ」と考えていましたが、
子どもたちと火を使うということもあり、火事や、やけど、その後の火の取り扱いなど、
ちょっとネガティブ要素が多く、色々思いあぐねていたけれど、考えていても何も進まないし、大人が細心の注意を払ってやるしかない。
火そのものが悪いわけじゃないので、使いかたをきっちり教えてやればいい。
やるなら、最初の火付けから最後の消火までやってもらおうということで、本日決行!



とりあえず、我が家の庭先に火床を設置。
機能的なものを求めたわけではなく、燃え移りの心配の無い場所に、ここで火を焚きますよという子どもたちへの目印のため。



いもはもちろん種子島産「安納いも」!!
いまが収穫時期の旬です。
この安納いもの焼いもを一度でも食べてしまうと、
もう二度と、他のさつまいもは食べられない!
現在は、日本のさまざまな場所で「安納いも」の栽培がさかんだけれど、なんといっても安納いも原産地の「安納」という地域があります。ここ、種子島産「安納いも」を一度食べていただきたい。
手に入らないという方には、実費でお送りしますよ!



安納いもを焚き火に放り込むと、火の番しかすることがなくなるので、それでは面白くない。
焼いもをつくっているあいだに、焚き火パンを子どもたちに焼いてもらおう。
強力粉と塩、砂糖、卵、バターでパン生地をこねる。
生地を一次発酵させていると、焼いも友の会のメンバーが集まってきたので、女の子たちに分割と丸め作業をしてもらい、そのままベンチタイム(生地をねかす)。


火床で熾した、焚き火に「安納いも」を放り込んだら。めいめい、適当な木の枝を探してきてもらい、アルミホイルを先端に巻いて、寝かしていたパン生地を木の枝に巻き、木の枝をあげたりさげたりしながら火加減を自分で調整し、あわてずさわがず焦げないように、じっくりと自分の大事な焚き火パンを育てる。
ちょっと話し込んだりするとすぐに真っ黒焦げ。
ゆっくりゆっくり回転させて、焼いていく。
みんな自分が食べるパンなので、ちょー真剣!

ときどき、パンに集中しすぎて、火に近づきすぎたりして「熱っ!」て声も聞こえてくる。

「見てみて~焼けてきたー!」
と、大騒ぎになってきた。
通りがかりのご近所さんもにぎやかな歓声に、足をとめてニコニコ。


ちょっと味見。


うまく焼けた?


庭さきの土手に上り、ならんでなかよく焚き火パン。
ちょっと若いけど、スタンドバイミーみたいやん。


「安納いももおいしく焼けたよ!

みんなで協力して消火作業を行い、一時間半ほどの「焼いも友の会」はお腹いっぱいで無事終了。
焼いも友の会のメンバー諸君、またやろうぜ!

text:shimbata





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